名付けで後悔しないためにできること：姓名判断の鑑定士ではなく身内に助言を求めよう

姓名判断は画数を重んじる考え方、言葉の響きや音を重視する考え方、言葉の成り立ちを優先する考え方など様々な流派があります。どんとこい姓名判断では統計学を駆使し、これらをバランス良く考慮していますが、それでもやはりフリーのウェブサイトである以上、できることとできないことがあります。

例えば15画の名前は確かにいいですが、キラキラネームであったり、音の響きが悪かったりするかもしれません。漢字の成り立ちが悪い可能性もあります。結局のところ、名付けをする時はウェブサイト以外の対面でアドバイスを受ける必要があるでしょう。

いわゆる姓名判断の鑑定士に名付けを依頼する必要はない

では姓名判断の鑑定士を名乗る人物に名付けのアドバイスを求めるべきでしょうか。どんとこい姓名判断としては「鑑定士に助言を求めるべきではない」とあえて断言します。

ほとんどの姓名判断では画数を重んじ、画数から名前の吉凶を判断しますが、画数はこのどんとこい姓名判断を見ればすぐに調べられます。

姓名判断に必要な知識は本やウェブサイトを通してすぐに調べられるのです。鑑定士に依頼しても、どんとこい姓名判断で調べても結局は同じ答えが返ってくるでしょう。

姓名判断における他の流派を知りたい場合も、例えば図書館に行けば古い文献から新しい文献まで探して、画数に対する様々な考え方を知ればいいのです。無理に鑑定士に頼むよりも、自分で調べたほうが効果的に名付けができるでしょう。

祖父母や親戚と姓名判断や漢字、言葉の成り立ちを勉強する

これから名付けをする時は自分たちの両親、つまりこれから生まれてくる子どもの祖父母や親戚と一緒に名前を考えるといいでしょう

特に日本語の教養に自信がない場合は高齢者の意見を聞くことが非常に重要です。

名付けは、名前の候補を作り、それを長い時間をかけて選別する作業です。このうち名前の候補を作る部分を祖父母や親戚と一緒にやりましょう。

もちろん、連絡が取れない、親戚がいないという場合は自分たちで考えても大丈夫です。

「え〜…夫の両親の意見を聞くの〜…？」

と思うでしょう。しかしそうではないのです。名付けというのは思っている以上に深く、実際に名付けをした人のほうが結局はいい名前を考えつくものなのです。

特に若い夫婦はえてしてアニメのキャラクターから名前をとったり、つい最近の名前人気ランキングを参考にしたり（と言ってもランキング内にいい名前はもちろんあります）、好きな芸能人の名前をそのままあてたりしがちですが、こうした行為がいかに愚かしく、後にひどい悔恨を作るか、すでに名付けしている祖父母はよくわかっています。

親戚のアドバイスは絶対に聞きたくないと思っている人も、一回は自分たちの考えた名前がいいか悪いか聞くことを強く推奨します。少なくとも、姓名判断の鑑定士にアドバイスを求めるよりは有意義であることは間違いありません。なぜなら、親戚のほうがあなたたち夫婦の人となりや事情をよく知っているからです。

恩師、神社の神主…ありとあらゆる人のアドバイスを求めよう

名付けは、親が子にしてあげることで最大級に重要なことであり、ここを安易に済ませた後悔はとんでもないものになるとここで言っておきましょう。

ですから名付けにおいては、連絡が取れる恩師、神社の神主、友人知人ありとあらゆる人に助言を求めるべきです。夫婦というのは狭い世界観を共有しているため、一風変わった名前を考えがち。新しい考え方をいつも入れる必要があります。

とにかく、まずは日本語の知識をきちんとつけよう

名付けにおいて何よりも重要なことは漢字や言葉の意味を正確に理解すること。タブーとされる言葉や文化などを知ることも非常に重要です。

名付けのタブーとして例えば「ゆな」があります。これはあまりに有名ですが、女の子に「ゆな」とつけるのは基本的に望ましいことではありません。日本の歴史をきちんと知っていればこうした名前をつけることはないでしょう。

例えば「亜美」「亜沙美」という名前があります。実際にこの名前を持っている人には申し訳ないですが、亜という字はいい漢字ではなく、名付けでは避けるべき有名な漢字です。漢字の意味を理解していればこうした名前を考えることはなかったでしょう。

ここまで厳しい意見を述べてきましたが、名前とはこれから生まれてくる子どもに託す最も大きなものであり、厳しすぎることはありません。子どもの人生を考えるとは、そのくらい難しいことなのです。名付けの前に必要なことは、日本語と日本の歴史をきちんと勉強することです。