姓名判断は原則として旧字体ではなく新字体の漢字を使う
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姓名判断の流派によっては漢字を旧字体にして画数を計算します。姓名判断を長年研究した統計学のプロフェッショナルとして、それが無意味であることは自信を持って断言します。
ここで何度も言っているように姓名判断は一種の統計に過ぎず、姓名判断の根拠を作るには膨大なデータが必要になります。では旧字体の漢字を使っている人を私たちはどれだけ知っているでしょうか?
名前のサンプリングで旧字体の人と新字体の人を比べることは意味がありません。なぜなら、旧字体を名前とする著名人を私たちはほとんど知らないからです。
明治時代に活躍した日本人の一体どれだけの数が、少なくとも戸籍上は旧字体だったと判明するでしょうか? きちんと姓名判断を研究していくと、最終的には新字体の漢字を使った名前を調べていくしかないのです。
そうしてサンプリングし、数学的に分析した結果、15画などの画数にある種の特徴と傾向が表れます。
旧字体の漢字を使って調べるのも間違いではありませんが、旧字体にした時点で現代的な姓名判断では判断不能となってしまうのです。
新字体ではいい結果が出たが、旧字体では悪い結果になる場合
新字体で調べて良い結果であれば、それは姓名判断上素晴らしい名前と言えます。その名前が旧字体において悪い結果だとしても問題はありません。
私たちはそもそも旧字体の世界に生きていません。新字体の漢字に囲まれて生きているので、新字体でのみ姓名判断をすることは正しいことです。
逆に旧字体で姓名判断をすることは、漢字の意味も言葉の概念も刻々とわずかながらも変化する世界の流れに逆らっています。
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